キッチンのあり方

ここ数年、自宅で仕事することが増えて、昼ごはんも家ですませることが多くなりました。
とはいっても簡単につくれるパスタやレトルトのカレーとかだけど…

今日は某コンビニのレトルト(ボロネーゼ)でしたが、これがなかなか美味くてしかも10分もかからずにできちゃう。食べながら、この一皿を手作りするとしたらどれくらいの時間がかかるのだろう?なんてふと思う。家庭の台所にコンロが無い時代(かまど)だったらどんだけ?

コンロといえば、最近のはなし…
たまたまかもしれないけど、リノベーションのお手伝いをしている2組のお客様どちらともホットクックをお使いで、しかもお一方は大中小のホットクックでほとんどの調理をまかなっていらっしゃるとのこと。キッチンのコンロは補助的にしか使わないから上にモノを置いて使えるIHを希望されました。他にもウォーターオーブンやホームベーカリー、冷凍庫などもお持ちで、キッチンまわりのスペースを通常の倍近く確保することに。

お恥ずかしながら、ホットクックのことを今回初めて知りました。簡単に美味しく調理できて全自動だから手間いらず……料理の仕方やキッチンのあり方が変わっていくかもしれませんね。炊飯ジャーや電子レンジがなかった時代もあったわけで。

レトルトや冷食も味だけでなく、健康や栄養に配慮された商品が今後増えていくでしょう。店の惣菜や宅配サービスも今や色々あって選べるし、気がつけば、家に料理用のコンロがなくても(人によっては)楽しく暮らせそうな環境になりつつあるみたい。

キッチンにコンロは必要か?
そもそも家にキッチンは必要か?
キッチンと洗面兼用の流し台で十分な方、いらっしゃるかもしれません。
逆に、進化&多様化していく調理家電を複数使いこなし、クッキングタイムをより楽しみたい方も増えていきそう。そうすると、今の基準よりキッチンスペースが拡張していくことに…

まあ、人それぞれやね。
だからこの仕事は面白い。
それにしても、ホットクック気になるね…

なんてことを、パスタをたいらげた後、冷蔵庫で発見したバナナの皮を剥きながら思うのでした。